후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 230,599자 · 458화면
日本は完全な島国風景になりましたね。種本のなくなった日本の文学・評論が、これからの数年間いかにのびるでしょうか、面白いみものでなければなりません。現実はどしどし推移して行っていて、それを、本をとおして模倣していたような政策家たちが(各方面の)もし現実を洞察し得る実力に欠けていたら、独善に陥って益※(二の字点、1-2-22)自負しているなら、どういうことになるでしょうね。これも極めて興味ある歴史の光景です、しかしその興味は具体的、また深刻でね。云いかえてみれば、ここにいて東京から来る留守居の手紙に、八百屋の店には玉葱とモヤシしかなくて、という、その生活をとおしての興味で、なかなかの肺活量を必要といたします。
かんづめ類はこっちにもありません。かんでなくてびんよ。これから慰問袋も弱りですね、びんでは入れられないから。
アキラは本当に可愛い子ね。いかにも可愛い男の児という感じに満ちていて、すこし風変りな、すこしせっかちらしいくりくり元気な様子は、何とも云えず。ホラ、こんにちは、とちょいと抱いておめにかけたいわ。男の児らしい男の児って面白いわ。生れてやっと三ヵ月で、もうどうしたって男の児なんだもの。