후리가나로 읽는 일본 고전
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げんかぶんだんとたんていしょうせつ
現下文壇と探偵小説
平林 初之輔
平林 初之輔의 現下文壇と探偵小説(げんかぶんだんとたんていしょうせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,026자 · 8화면
探偵小説の独自性
チェスタトンの探偵小説の価値を非常に高く評価する人も中にはあるが、それは探偵小説の独自性を認めない人々であって、私は彼の作品、わけても、小酒井不木が彼の傑作として翻訳紹介した『孔雀の樹』のような作品は探偵小説としては実に退屈な失敗の作だと思っている。
これに反してルブランの「ルパン」物などになると、材料の真実性は希薄だし、描写の迫真性も乏しく、読んで私たちの魂の奥底にふれるようなところは滅多にないが、それでいて探偵小説としては実に面白い。
探偵小説の独自性
では、探偵小説の独自の価値とは何か? 私は大まかに次のような諸条件をあげることができると思う。
一、筋の秀れていること 筋というものは一般の小説では必ずしも重要ではない。筋のない小説も可能であるし、実際にもある。ことに自然主義以後の日本の小説では、筋は極度に軽蔑され、何らか纏まった筋のあることはかえって作品の真実性を損なうものとすら考えられていた傾向がある。
だが探偵小説においては一貫した、変化にとんだ筋があるということは絶対に必要である。そして筋が自然性に富んでいるということよりも、筋が論理的に整然と構成されているということがいっそう必要である。