일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうしゅうちんぶたい

甲州鎮撫隊

国枝 史郎

国枝 史郎의 甲州鎮撫隊(こうしゅうちんぶたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,891자 · 28화면

아오조라 문고

……ただ私だけが、臆病だったので……」

「これ迄に、二百人もお斬りになったというお噂のある貴郎様が臆病……」

「いや、女にかけてはじゃ。人を斬る段になると私は強い!」

と、総司は、グッと肩を聳かした。痩せている肩ではあったが、聳かすと、さすがに殺気が迸った。

お力はヒヤリとしたようであったが、

「お千代さんという娘さんが、その一人の女の方なのでしょうね」

「左様」

と迂闊り云ったが、総司は、周章てて

「いや……」

「いや?」

「矢っ張り左様じゃ」

「よっぽど可い娘さんだったんでございましょうね」

「うん」

と、ここでも迂闊り正直に云い、又、周章てて取消そうとしたが、自棄のように大胆になり、

「初心で、情が濃やかで……」

「神様のようで……」

「うん。……いや……それ程でもないが……親切で……」

「そのお方、只今は?」

「切れて了った!」

こう云った総司の声は、本当に咽んでいた。

「切れて……まあ……でも……」

「近藤殿の命でのう」

「何時?」

「江戸への帰途。……紀州沖で……富士山艦で、書面に認め……」

「左様ならって……」

「うん」

「可哀そうに」

「大丈夫たる者が、一婦人の色香に迷ったでは、将来、大事を誤ると、近藤殿に云われたので」