후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しろばなのあさがお
白花の朝顔
泉 鏡花
泉 鏡花의 白花の朝顔(しろばなのあさがお)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,880자 · 62화면
両手で差上げたから巻莨を口に預けたので、煙が鼻に沁む顰め面で、ニヤリと笑って、
「へい、わざッとお初穂……若奥様。」
「馬鹿な。」
「ちょっと、手をお貸しなすって。」
「馬鹿な、お初穂もないもんだ。いい加減おみってるじゃないか。」
「へへへ、煮加減の宜い処と、お燗をみて、取のけて置きましたんで、へい、たしかに、その清らかな。」
「馬鹿な、おなじ人間だぜ、くいものは、つッくるみだ。そんな事はかまわないが、大丈夫かい、あとで、俥は?」
「自動車の運転手とは違います、えへへ。駕籠舁と、車夫は、建場で飲むのは仕来りでさ。ご心配なさらねえで、ご緩り。若奥様に、多分にお心付を頂きました。ご冥加でして、へい、どうぞ、お初穂を……」
お絹が柔順に、もの軟に取上げた、おでんの盆を、どういうものか、もう一度彦七がわざとやけに引取って、
「飛んだお供物、狒々にしやがる。若奥様は聞いただけでも、禿祠で犠牲を取ったようだ。……黒門洞擂鉢大夜叉とでもいうかなあ。」
縁に差置いた湯気の立つおでんの盆は、地図に表示した温泉の形がある。
椎の葉にもる風流は解しても、鰯のぬたでないばかり、この雲助の懐石には、恐れて遁げそうな姫ぎみが、何と、おでんの湯気に向って、中腰に膝を寄せた。