일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しろうまだけ

白馬岳

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 白馬岳(しろうまだけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,746자 · 28화면

아오조라 문고

西側に較べると、東側は山骨をむき出してまるで大地震に崩れた崖地を見るようである。この崩れは年々西の方へ侵入して行くらしいので、崖の縁と四、五間の距離しかない三角点の標石は、何年かの後には屹度崩れ落ちてしまうに違いない。飛騨山脈でも赤石山系でも、大抵の山は東側が急崖をなしている、山脈の成因にもよるであろうが、積雪量の多いことも斯様な地形を作るに大関係あることと信ずる。

白馬岳の西には旭岳が屹立している。高さは二千八百米を少し超えていよう。東から見ると肩幅が広く、南寄りの方はベットリと残雪に掩われているが、北から眺めると真黒な尖った岩峰と変ってしまう、越中では之を鑓ヶ岳と称していたらしい。今もそう呼んでいるかどうか聞き洩したから不明である。

白馬岳の北方、山稜の二岐している所から、東に尾根を伝いて二千七百六十九米の小蓮華山を踰え二千六百二十米の大日岳を東に下り始めると、眼下に一泓の明鏡が見える、名は大池。其東南に対峙した双峰は乗鞍岳であるから、本来なら乗鞍の大池という可きであるが、いつしか白馬の大池で通るようになった。尤も代馬の現れるのは大日岳の下であるから、当然この山が白馬岳と呼ばるべきで、そうすれば白馬の大池で一向に差支ないのである。