후리가나로 읽는 일본 고전
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ひゃくあしちがい
百足ちがい
山本 周五郎
山本 周五郎의 百足ちがい(ひゃくあしちがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,491자 · 56화면
はおどろいたわけです」
「わたくし赤井さまたちのほうがもっとお驚きになったと思いますわ、きっとそういうところから百足ちがいなどということが出たんですのね」
「――つまり、かれらとしても、そのくらいのことを云わなければです、うう、そこはやっぱり、肚がおさまらなかったでしょうなあ」
同じような例はいくらでもある。しかしそれを紹介する暇はない。彼は悠々と成長していった。「参」つなぎの処世法は慥かに一徳があって、この教訓を守る限り、彼のばあいには紛争も喧嘩も起こらなかった。その点は証明してもいいけれども、反面には不都合がないわけでもなかった。というのが、友達や周囲の者は――それだけの才もあるのだろうが、――ずんずん出世してゆくのに、又四郎ひとりだけはいつまでも平の扈従組で、誰もひきたてて呉れる者がない。身分は代々の寄合で、家格は相当なものだし、食禄も四百石あまり、祖父は勘定奉行を勤めた。……父の又左衛門は「せかちぼ」のため運上元締で終ったが、彼は沈着泰然としている。親類のなかには重職もいるので、そこはなんとか考えて呉れる筈なのに誰も手をさしのべて来る者がなかった。