후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのかつどうしゃしんぼうかんし
私の活動写真傍観史
伊丹 万作
伊丹 万作의 私の活動写真傍観史(わたしのかつどうしゃしんぼうかんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,073자 · 30화면
のちに中学校へはいつたとき、運動会の楽隊の稽古をしていた上級生から新馬鹿マーチという名まえを教わつた。なるほど耳になじみのあるその曲を聞くと、私の頭の中で条件反射が行われ、新馬鹿大将の行動があざやかに見えるような気がした。
そのころの弁士の口調を思い出して見ると、ただ新馬鹿大将とはいわないで、新馬鹿大将アンドリューとつづけて呼んでいたようである。
やはり小屋で見た写真で、非常に美しい天然色映画を一本思い出す。
深い深い海の底へ主人公が泳いで行つて、竜宮のような別世界へ到達するのであるが、到達してからのちのできごとについては一つも覚えていない。
ただ深い色をした水の底へ、身をさかさまにした主人公がゆつくりゆつくり泳ぎくだつて行くところだけが不思議に鮮明な画像となつて残つている。
日本の新派の写真も二種類ばかり思い出すことができるが、題名も筋もわからないから人に伝えることはできない。
ただそのうちの一本の写真がラストに近づいたとき、弁士がカメラの位置変更についてあらかじめ観客の注意をうながし、急に視野の範囲が変るが、場面は同一場面で、動作は連続したものであるから誤解のないようにしてもらいたいとくどくどと断つたことを覚えている。