일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたしのかつどうしゃしんぼうかんし

私の活動写真傍観史

伊丹 万作

伊丹 万作의 私の活動写真傍観史(わたしのかつどうしゃしんぼうかんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,073자 · 30화면

아오조라 문고

興行の種類は人形芝居、壮士芝居、活動写真などで、そのほかにしろうと浄瑠璃大会、学術参考的見せ物などをやつているのを見たことがある。

あるとき人形芝居がかかると私の知つている近所の子供が舞台を手伝いに行き始めた。

聞いてみるとその子の父親が実は人形使いなので、ふだんは職人か何か堅気の職業に従事しているのであつた。それにしても、その子供がいつたい何を手伝いに行くのかと思つたら、赤垣源蔵の人形が徳利を置くと、その徳利をじつと持つている役目だという。

なるほど人形芝居は塀のようなものの上で芝居をするのだから、徳利などはいちいちだれかが支えていなければ塀の下に落ちてこわれてしまう勘定である。

私たちはこの話を聞くとたちまち例の運動を起して華々しく徳利の総見をおこなつた。

赤垣源蔵が徳利を置くと黒い布をかぶつた小さいやつが出てきて、徳利を両手に支えた。

顔がわからないのが残念であるが、この黒ん坊があの子供に相違ないのである。

こちらからは見えないがむこうからはよく見えるらしく、注意していると黒ん坊はどうやら布の中で我々を見て笑つているらしいのである。そのためか徳利がしきりに動くので私はたいへん気になつた。