후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(一)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(一)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 246,214자 · 495화면
すでに高氏は、近習を遠ざけ、独りで待ちかね顔だった。
「……さて。何から申しあげましょうやら」
まことに、一別以来の主従であった。しかも、単なる一別ではない。高氏もさすが瞼を常ならぬものにした。
やや半刻ほどは、灯も白々と、以後の物語りで二人とも持ちきった。そして、上杉憲房の蔭での大きな働きに話はやがて移っていた。
「おお、じつは。……ただ今も申し上げたような次第で、その上杉殿から、若殿のお耳へという御伝言なども、この右馬介へ、お託しでござりました」
「そうか。伯父上からいかなる御注意をば」
「このたび、鎌倉へお入りあらば、従前とは事ちがい、ただちに問注所の控え屋敷に入って、一時、そこにて御起居あるものとか伺いまする」
「む。もとより大蔵の父上や、伯父上にも、すぐお会いできようなどと、虫のよいことは思うておらぬが」
「なお、仰せには、赤橋守時さまのお骨折りにて、執事、寄人、ほか歴々の間で、すでに内評定は相すみおれど、一応の吟味、或いは、対決などが行われるやも計りがたい。……されば、その辺のお覚悟もと」
「案じるな。腹はきめておる。が、対決とは、誰を相手に?」
「さ。