후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(五)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(五)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 252,330자 · 505화면
しょせん、地獄の業を負った身なら、地獄の花になれと観念したようだった。その夜である。彼は手越河原の闇戦に駈け入ったまま再び味方の中へ帰って来なかった。
彼の死は「天正本・太平記」では淵辺甲斐守義博とみえ、「難太平記」はたんに、
淵辺ト言フ年来ノモノ
御馬前ノ先ヲ馳ケテ
タダ一騎
敵大勢ノ中ニテ討死ス
となっている。
異説はまだ多い。一本には淵野辺ともあり、さらには彼は死なず、生涯、僧門に送ったというもの。また、宮を助けて奥州へ下ったとなす“大塔ノ宮生存説”などもあって、宮の墓蹟は全国十数ヵ所におよんでいる。もしかりに、宮がなお世にいたとするなら、後、北朝と吉野朝廷との長き争乱の年月に、どこからか再び宮の活動が見られないはずはない。ところが以後、宮の息吹きどこにもなく、しかもいよいよ世は大乱の業へ向ってつきすすんでいた。