일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りゅうたんだん

竜潭譚

泉 鏡花

泉 鏡花의 竜潭譚(りゅうたんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,899자 · 30화면

아오조라 문고

さという字も出来たり。くという字も書きたり。曲りたるもの、直なるもの、心の趣くままに落書したり。しかなせるあいだにも、頬のあたり先刻に毒虫の触れたらむと覚ゆるが、しきりにかゆければ、袖もてひまなく擦りぬ。擦りてはまたもの書きなどせる、なかにむつかしき字のひとつ形よく出来たるを、姉に見せばやと思うに、俄にその顔の見とうぞなりたる。

立あがりてゆくてを見れば、左右より小枝を組みてあわいも透かで躑躅咲きたり。日影ひとしお赤うなりまさりたるに、手を見たれば掌に照りそいぬ。

一文字にかけのぼりて、と見ればおなじ躑躅のだらだらおりなり。走りおりて走りのぼりつ。いつまでかかくてあらむ、こたびこそと思うに違いて、道はまた蜿れる坂なり。踏心地柔かく小石ひとつあらずなりぬ。

いまだ家には遠しとみゆるに、忍びがたくも姉の顔なつかしく、しばらくも得堪えずなりたり。

再びかけのぼり、またかけりおりたる時、われしらず泣きていつ。泣きながらひたばしりに走りたれど、なお家ある処に至らず、坂も躑躅も少しもさきに異らずして、日の傾くぞ心細き。肩、背のあたり寒うなりぬ。ゆう日あざやかにぱっと茜さして、眼もあやに躑躅の花、ただ紅の雪の降積めるかと疑わる。