일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きょうそう

競漕

久米 正雄

久米 正雄의 競漕(きょうそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,312자 · 34화면

아오조라 문고

医科と文科の艇だけがいつも朝はお終いまで残された。この二科はよく台船のところで一緒になった。

「いやあ、どうだい」医科の三番を漕いでいる背の高い西川という男が、高等学校以来の馴染みでこっちの窪田に話しかけた。

「不景気だ」と窪田が言う。「農科の奴ら八時ごろから出てやがる」

「文科っていうところはいつでも呑気だなあ」

「なにを言うんだ。君の方だって今出るんじゃないか」

「僕らの方は毎朝腿を強くするために、三十分ずつランニングをして、それから一時間ほど寝てこっちへやって来るんだ。君の方の呑気とは違う」

「僕の方は自然のリトムに任せてやってるんだからな。決して無理はしないよ」

「ふん、短艇上の自然主義か。自然のままに任せて敗けないようにしろよ。今年の農科は素敵に強いぜ。身体だけを比較したら五科中一番だろう。おまけに柔道三段の奴が二人いる」

「柔道で短艇は漕げやしないよ。それや身体から言えば僕らの方が一番貧弱だ。がまあ勝負というものはわからないもんだからな」

「何しろお互いにしっかりやろうや」

「うん」

こんな会話がよく二人の間に交わされた。法科と医科とはいつもこっちと親しい口をきいた。