후리가나로 읽는 일본 고전
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じりきこうせいよりしぜんりきこうせいへ
自力更生より自然力更生へ
三沢 勝衛
三沢 勝衛의 自力更生より自然力更生へ(じりきこうせいよりしぜんりきこうせいへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,872자 · 50화면
お婆さんは、そこの河岸に立止まって、暫くその工事を見ておりましたが、やがて、「これではとうていこの河を堰止めることはむずかしい」と独り言をしながら立去ろうとしました。傍でそれを聞き込んだ役人たちは、ただでさえ、むしゃくしゃしている矢先のことでございましたから、「なにを小癪な」と、一時はいかなることかと心配のほどでありましたが、たまたまその中の上役の一人が、「まあとにかく、どんな考えを持っているのか、一つ訊いて見ようではないか」というので、「いったいそれでは、どうすれば堰止めることができるというのか」と聞いて見ると、婆さんの言うには「なにも、私に聞かれても、私だところでそれは困る。知らない」。だが「少なくとも川に手をつけようとするからには、まずその川に訊いて始めなければ嘘だ」。「なに、河がものを言うか」。「いやものは言わない。しかし訊きようによっては、川の心持ちはいくらでもよく判る。それには、この川の両岸に立って一筋の繩の両端をお互いに持ち、その繩を静かにゆるめながらこの河へ流して見る、そうして、その繩の流されるその形に従って堰堤を築けば、堰止めることができる筈ではあるまいか」