후리가나로 읽는 일본 고전
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はんにゃしんぎょうこうぎ
般若心経講義
高神 覚昇
高神 覚昇의 般若心経講義(はんにゃしんぎょうこうぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,121자 · 213화면
「転」の一字こそ、まさしく更生の鍵です。禍を転じて福となす(転禍為福)といわれているように、私どもはこのたびの敗戦を契機として、ぜひともこの「転」の一字を十分に噛みしめ、味わい、再建日本のための貴い資糧とせねばならぬと存じます。
ところで人生を旅路と考え、弥次郎兵衛、喜多八の膝栗毛を思い、東海道五十三次の昔の旅を偲ぶとき、私どもは、ここにあの善財童子の求道譚を思い起こすのです。善財童子は文殊菩薩の指南によって、南方はるかに五十三の善智識を尋ね、ついに法界に証入して、まさしく悟れる仏陀になったのですが、この物語は、かの『華厳経』(第一講をみよ)のほとんど大半を占めている有名な話です。人生の旅路を、菩薩の修業に託して説いてくれた古えの聖者の心持が、尊くありがたく感ぜられるのです。おそらく、東海道の宿場を五十三の数に分けたことは、この善財童子の求道譚に、ヒントを得たものと存じます。
「林を出て還ってまた林中に入る。便ち是れ娑羅仏廟の東、獅子吼ゆる時芳草緑、象王廻る処落花紅なりし」
と仏国禅師は、善財の求道の旅を讃嘆しておりますが、いうまでもなく、獅子とは、文殊菩薩のこと、象王とは普賢菩薩のことです。