후리가나로 읽는 일본 고전
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はですがたまんねんわかしゅ
艶容万年若衆
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 艶容万年若衆(はですがたまんねんわかしゅ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,800자 · 67화면
秋の入のしずやかな紅が、ほのかに空明をひたして、眺めかたけきとあるくれのこと、庭にのぞんだ奥座敷に、片里は一人の客を相手に、小さな盃をふくんでいました。
床の香炉から煙の糸が崩れながら立ちのぼり、秋蘭の鉢ものが床しく匂っておりました。
此の夏の了から二月あまり旅に出ていた絵師の露月が、つい二三日前江戸へ帰ったので、今日しも久々の友垣を招き、旅日記を聴こうためのあるじもうけをしたのでした。
旅の話もほぼつきると、片里は露月に盃をさして、
「そう言えばそこ許も、久々であろうと思い、呉羽之介を相客に招いて置いたが、もうおッつけ見えそうなものじゃ」
露月は受けた盃に、少人に酌をさせながら、ふと、眉をしかめるようにして、
「ナニ、あの呉羽之介がまいると申すか、――彼にも、今日はあまり逢いとうはない」
「どうしてかな――そこ許の気性ではなるほどだんだん変ってゆく彼が嫌になるかも知れぬ――しかし、わしは相変らず彼が好もしいよ」
と、片里はほほえましく申しました。
「わしがはじめて見た時の――いやいやそこ許にはじめて逢うまでの呉羽之介は珠玉じゃった」
と、露月は呪わしく言うのでした。