후리가나로 읽는 일본 고전
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はですがたまんねんわかしゅ
艶容万年若衆
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 艶容万年若衆(はですがたまんねんわかしゅ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,800자 · 67화면
「何処の姫でも廓の大夫でもございませぬ。その女は名も知れぬ、つまらぬ歌舞伎役者でございます……」
「なになに、女歌舞伎……」
と片里は稍々興ざめ顔に、
「したが女役者にしても当時知られた女もある……そなたの恋人は何という名じゃ」
「私より外世の人が、その名を知っていようとは思われませぬ。ほんに哀れなしがない手業にあの盛場から此の盛場あの宴席からこの宴席をめぐり歩く、貧しい淋しい歌舞伎一座の、名ばかりの女役者、哀れなものにござります」
「それは又驚き入った――したが一体いかなる訳から其方は彼女と馴れ染んだぞ」
「丁度今から四五日前の晴れた夕べでございました。日頃仲よくいたしまする松枝町の友達を、訪ねて帰る途すがら、爽やかな秋の眺めに心をひかれ、ふらりふらりと我家に近き、神田明神にさしかかりますると、折しも社前の大燈籠の奉納会とやら申しまして、境内は大した人出、寄進の興行にも軒をならべ、余りのにぎにぎしさにさそわれまして、ふと、とある舞台を覗きますと、見すぼらしい衣裳道具の女歌舞伎があの小野の通が作とかいう源氏十二段、外の管絃の一場を、懸命につとめて居りますところ。