후리가나로 읽는 일본 고전
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はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면
マンが、わたしに――勝則も可哀そうじゃけ、いっとき旅に出してやったら、どうじゃろか?……というもんじゃけ、わたしも、そうしてやるがええ、と、承諾したんじゃ。でも、選挙が始まったし、わたしや、中村君も立候補しとるもんじゃけ、これも気になる様子で、まだ、家に居る。選挙がすんだら、すぐ東京に、という気持らしい」
「光丸君を、よう、あきらめる気になったもんじゃなあ」
「どんな気持なのか、まだ、わたしにも、ようはわかりかねるところがある。じゃけど、その気になって、藤本さんの方と縁組みしてくれりゃ、八方、丸くおさまるちゅうもんじゃ。わたしも、大庭の親方の顔をつぶさんで、すむし、……」
「そんな勝則君に、応援演説を頼むのは、なんか悪い気持がするなあ。ばって、こっちも、勝つか負けるかの瀬戸際、頼みます。……それじゃあ、また」
原田雲井は、風を起すようにして、帰って行った。
入れちがいに、大石鶴松が、やって来た。怒ったような仏頂面をしている。立ちはだかったまま、いきなり、
「玉井さん、わたしに、選挙事務長をやめさせて下さい」
金五郎は、びっくりして、
「なにを、大石さん、だしぬけに?……」