일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなさかぬリラ

花咲かぬリラ

山本 周五郎

山本 周五郎의 花咲かぬリラ(はなさかぬリラ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,378자 · 36화면

아오조라 문고

駅員に宿屋をきいたが、こんな時勢だし時間が時間だから起きまいと云う、長瀞という所をきくと歩いて一時間足らずだとのことで、これも初めて訪ねるにはすぐ歩きだすと早く着きすぎてしまう、仕方がないので彼は待合室のベンチでひと眠りすることにした。

そういうことには馴れているので、さすがに北国の寒さはかなり厳しかったが、案外なくらいよく眠れて、覚めたときはすでにガラス窓の外がほのかに白みはじめ、一番列車に乗る客がちらほら集まりだしていた。……顔を洗おうと思ったが、どうやら洗面所もないらしいので、彼は手鞄を持って駅を出た。町はそこから離れているらしく、屋根の低いうら寂れた家並みのひと側並びに続く道が、霜を結んで凍てたまま西のほうへ延びている、その道の向こうには阿武隈山脈の高低の多い山峻が迫っていて、赤く枯れた草地と松林との斑な山肌を、未明の光の下にさむざむと横たえていた。

長瀞という地名から渓流の畔を想像していたが、二度ばかり訊き訊きしてゆき着いたそこは、国道から山ふところへ二町あまりも爪先登りに登った高台で、ひと胯ぎほどの細流のある他には川らしいものもなく、まったくの山家という感じだった。