일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あぢさい

花火・来訪者 他十一篇

永井 荷風

永井 荷風의 花火・来訪者 他十一篇(あぢさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,046자 · 104화면

아오조라 문고

銀座の文明と横浜のホテルとの間には歴然たる区別がある。そして横浜と印度の殖民地と西洋との間にはまた梯子昇りに階段がついている。

ここにおいて、或る人は、帝国ホテルの西洋料理よりも寧ろ露店の立ち喰いにトンカツのをかぎたいと云った。露店で食う豚の肉の油上げは、既に西洋趣味を脱却して、しかも従来の天麩羅と牴触する事なく、更に別種の新しきものに成り得ているからだ。カステラや鴨南蛮が長崎を経て内地に進み入り、遂に渾然たる日本的のものになったと同一の実例であろう。

自分はいつも人力車と牛鍋とを、明治時代が西洋から輸入して作ったものの中で一番成功したものと信じている。敢て時間の経過が今日の吾々をして人力車と牛鍋に反感を抱しめないのでは決して無い。牛鍋は鍋と云う従来の形式の中に内容を変更したばかりであるし、人力車は玩具のように小く、何処となしに可笑しみがあって、最初から、日本の生活に適当調和するように発明されたものである。原物その儘の輸入でもなく無意味な模倣でもない。少くとも発明と云う賛辞に価いするだけに、発明者の苦心と創造力とが現われている。発明者の苦心と云う国民性を通過してしかる後に現れ出たものである。