일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きくづきよ

菊月夜

山本 周五郎

山本 周五郎의 菊月夜(きくづきよ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,129자 · 32화면

아오조라 문고

聞いているうちに、忠左衛門はさっと蒼くなった。そして、けんめいに威儼を保ちながら「……その御達しは上意によるか、それとも大目附よりのものか」と反問した。「……いずれにもせよかかる重き御達を口上にて承わる例はない、御達状を拝見しよう」

「そのほう老耄したな忠左衛門」信三郎は冷やかに答えた。「口上にて謹慎を申付くるのは大目附の慈悲だ、やがてお墨付の御達状がまいるであろう、そのときは切腹はまぬかれぬぞ、……さよう心得て後事の始末をしておくがよい」

信三郎は座を立った、忠左衛門は眼でそれを見送ったが、その眸には、早くも窮境打開の道を捜す必死のもがきがあらわれていた。玄関へ出るまで、そこにもここにも家士たちの不安そうな顔がみえ、また脅やかすような姿勢が眼についた、信三郎はそれらの者も一人ひとり眺めながら、しずかに式台へとおりた。

忠左衛門の暗躍は、数日つづいた。江戸へも人をやったようである。しかし要所要所にはすでに釘を打ち楔が入れてあった。それが高力系の根を切り糸を断った。つくりあげた状態というものは均衡が破れると崩壊し去る。不動なるべき忠左衛門の頭上に、監察の一撃がうち下ろされたとき、すでに彼を中心とする権勢の座はばらばらになったのだ。