후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
鳴尾君の机のまわりは子供達からおくられた図画や習字が一ぱい飾ってあった。
「あんまり殺風景だから子供の絵でも貼りつけてやろうと思って無心をしたら、こんなに沢山持ってきてくれたんです。子供なんて自分の持っているものを一ぺんに出してしまわないと気がすまないんですかね。」
「僕がそうなんだ。」
「ええ、実は僕もそうなんだ。」
二人は顔を見合せて笑った。なんと云っても私達は二人共に年が若かったのである。子供達に心を惹かれていることが、鳴尾君の滞在を長引かせている原因の一つであることは間違いなかった。
私はこの屋根裏部屋で「鸛物語」という習作を書いた。鸛が揺籃へ置いていった子供、若い日のアンデルセンのことを書いた。鳴尾君に読んでもらった。「僕は好きだな。涙が出そうになったところが一箇所あった。」と鳴尾君は云ってくれた。
鳴尾君はまた介山居士が子供達のために書いた文章をカードに印刷する際にハガキに印刷して(丁度カードの大きさがハガキ大だったので)その都度くにの弟妹達へ送っていた。鳴尾君の郷里は紀州のなんとか郡の富貴村というところで家は代々百姓をしていた。大家族らしく、そうして鳴尾君は長男で、弟妹達はまだ幼いらしかった。