후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
トシは人見知りをしない子で、すぐあいそ笑いをした。
炭坑病院は町の入口のところにある。三棟から成る二階建の建物で、順吉の病室は第二病棟の階下の五号室であった。順吉はとばくちの寝台の上にシャツにズボンの恰好で仰向けになっていたが、入ってきたおすぎを見ると、起きなおった。
「どうもすみません。いま寮から電話がかかってきて、あんたが来てくれるって、知らせてくれた。」
「手術はまだなの?」
「今晩なんです。」
おすぎは背なかからトシを下した。大きな部屋で、ふたがわに二十ばかり寝台が並んでいて、みんなふさがっていた。それぞれ附添いがついていたが、殆んどが長屋の人たちのようであった。外科は毎日のように入院患者がある。坑内で怪我人が出ない日はないのだから。順吉は向いの窓際に並んでいる寝台の一つを指さして、
「あの人がすぐ退院するから、あとであそこへ引越しましょう。」
見ると、その人はもう退院の身支度をすました様子で寝台に腰をかけていた。若い元気そうな人である。準備の先山をしている人で、蒸気で顔を吹かれたのだそうだが、すっかりなおってきれいな顔をしていた。傍らでおかみさんらしい人が風呂敷包をこしらえていた。