일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たでくうむし

蓼喰う虫

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 蓼喰う虫(たでくうむし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,066자 · 216화면

아오조라 문고

「甘子がなかなか結構です。………ところでこの頃は地唄はどうです?」

「あんなもん、しんき臭おしてなあ。………」

「この頃はやっていないんですか」

「してることはしてますけど、………奥様は長唄どすやろ」

「さあ、長唄なんかとうに卒業しちまって、ジャズ音楽の方かも知れない」

春慶塗の膳の上に来る蛾を追いながらお久があおいでいてくれる団扇の風を浴衣に受けて、要は吸い物椀の中に浮いているほのかな早松茸の匂いを嗅いだ。庭の面は全く暗くなりきって、雨蛙の啼くのが前よりも繁く、かしがましく聞える。

「あたしも長唄けいこしてみとおす」

「そんな不料簡を起すと、叱られますぜ。お久さんのような人には地唄の方がどのくらいいいか知れやしません」

「そら、地唄習うのもよろしおすけど、お師匠はんがやかましおして」

「たしか大阪の、何とか云う検校さんじゃあなかったんですか」

「へえ、―――それよりも内のお師匠はんの方がなあ、………」

「あははは」

「かなしまへんどす、講釈ばっかり多おして、………」

「あははは、………年を取ると誰しもみんなああなるんですよ。そう云えばさっき風呂場にあったんで思い出したんだが、相変らず糠袋を使うんですね」