후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐびじんそう
虞美人草
夏目 漱石의 虞美人草(ぐびじんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,559자 · 401화면
明治になっては子規と云う男が脊髄病を煩って糸瓜の水を取った。貧に誇る風流は今日に至っても尽きぬ。ただ小野さんはこれを卑しとする。
仙人は流霞を餐し、朝を吸う。詩人の食物は想像である。美くしき想像に耽るためには余裕がなくてはならぬ。美くしき想像を実現するためには財産がなくてはならぬ。二十世紀の詩趣と元禄の風流とは別物である。
文明の詩は金剛石より成る。紫より成る。薔薇の香と、葡萄の酒と、琥珀の盃より成る。冬は斑入の大理石を四角に組んで、漆に似たる石炭に絹足袋の底を煖めるところにある。夏は氷盤に莓を盛って、旨き血を、クリームの白きなかに溶し込むところにある。あるときは熱帯の奇蘭を見よがしに匂わする温室にある。野路や空、月のなかなる花野を惜気も無く織り込んだ綴の丸帯にある。唐錦小袖振袖の擦れ違うところにある。――文明の詩は金にある。小野さんは詩人の本分を完うするために金を得ねばならぬ。
詩を作るより田を作れと云う。詩人にして産を成したものは古今を傾けて幾人もない。ことに文明の民は詩人の歌よりも詩人の行を愛する。彼らは日ごと夜ごとに文明の詩を実現して、花に月に富貴の実生活を詩化しつつある。