후리가나로 읽는 일본 고전
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われはうたえども やぶれかぶれ
蜜のあわれ・われはうたえども やぶれかぶれ
室生 犀星
室生 犀星의 蜜のあわれ・われはうたえども やぶれかぶれ(われはうたえども やぶれかぶれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,726자 · 90화면
一生涯自分の著書の出版記念会すら断わり続けて来て、とうとう一度もそんな賑やかなことを避けて催さなかった宇野浩二は、自分をせんでんするとか威張ってみるとかいうことをしないで、銭湯でみがきあげたからだを好みのよい着物につつんで、そして晩年その一篇も書かないで死んだ。徳蔵さんではないがああと大きく叫んで宇野をくやみ、山本君ではないがあれは全く心のあるだけで、からだをみがいていたものでしょうかねと言うことであった。何と言っても宇野の書いた最近の物では、「芥川龍之介」という評伝と、「宮中陪食記」の二篇とであろう。宇野はたいがいの人には席をゆずらない内心鉄のような作家だが、芥川龍之介にはぞっこん惚れこんで居り、その評伝にもこの人だけには他人が読んでも弱そうに見えても仕方がないという、鉄棒根性を抛げすてた友情があった。そのふかい原因には宇野が精神的にひどく病気した時、芥川がそれを友達以上にいたわって訪ねたこともあったが、芥川は週に一回くらい宇野を気づかって見舞っていたのではないか。ともあれ、芥川生前の文献ではこの宇野の「芥川龍之介」以外に、誰もこれほど日本では書けそうな作家はいない、今のところ日本で一篇しかない評伝なのである。