일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちぬられたかいとう

血ぬられた懐刀

国枝 史郎

国枝 史郎의 血ぬられた懐刀(ちぬられたかいとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,586자 · 71화면

아오조라 문고

これは決して悪者ではない。とは云え聚楽第の武士ではない。おかしいなあ何者だろう」

心掛けの深い常陸介ではあったが、これ以上は知ることは出来なかった。

瞬間四人を討って取る

曲者は先へ進んで行く。常陸介はつけて行く。次第に主殿へ近づいて行く。

と、その主殿の方角から、四五人の武士が話しながら、あべこべにこっちへ歩いて来た。

「不破氏、不破氏、小四郎殿、そう憤慨をなさらないがよろしい。何も主命でござるからな」

一人の声が、なだめるように云った。

「さようさよう何も主命で」

相槌を打つ声が直ぐにした。

「それにさ、あれくらいの女なら、この世間にはいくらでもござる。あの女はあのまま差し上げなされ。そうしてその代わりにご愛妾の一人を、頂戴なさるがよろしかろう」

「その方がいい、その方がいい」

また相槌を打つ声がした。

「たかが廻国にやって来て、京へ止まった田舎娘でござる。そのような女に未練をもたれて、殿下のご機嫌を取り損なったら、これほどつまらないことはない。おあきらめなされ、おあきらめなされ」

「さようさようおあきらめなされ」

四人目の声も相槌を打つ。

が、そういう取りなしに答えて、怨みと憤りに充ちたような、狂気じみた声が聞こえてきた。