후리가나로 읽는 일본 고전
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
下村 湖人의 論語物語(ろんごものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,688자 · 266화면
君の心はそのために分裂する。従って、君は完全に君の音楽に浸りきることが出来ない。そこに君の失敗の原因がある。そうは思わないかの?」
楽長はうなずくより仕方がなかった。孔子はそこでふたたび楽長を座につかせて、言葉をつづけた。
「音楽の世界は一如の世界じゃ。そこでは、いささかの対立意識も許されない。先ず一人々々の楽手の心と手と楽器とが一如になり、楽手と楽手とが一如になり、更に楽手と聴衆とが一如になって、翕如として一つの機をねらう。これが未発の音楽じゃ。この翕如たる一如の世界が、機到っておのずから振動を始めると、純如として濁りのない音波が人々の耳朶を打つ。その音はただ一つである。ただ一つであるが、その中には金音もあり、石音もあり、それらは厳に独自の音色を保って、決しておたがいに殺しあうことがない。如として独自を守りつつ、しかもただ一つの流れに合するのじゃ。こうして、時間の経過につれて、高低、強弱、緩急、さまざまの変化を見せるのであるが、その間、厘毫の隙もなく、繹如として続いて行く。そこに時間的な一如の世界があり、永遠と一瞬との一致が見出される。まことの音楽というものは、こうしたものじゃ。