후리가나로 읽는 일본 고전
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
下村 湖人의 論語物語(ろんごものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,688자 · 266화면
祷りに祷りぬいたのが私の一生であったと思ってくれ。お前のその本に書いてある誄の言葉も、そのような意味に解してこそ、深い味いが出るものじゃ。」
「先生、まことに申訳ありません。私の浅墓な心から却って先生に御心配をおかけしまして……」
「いやいや、何も学問じゃ。ことにお前がわしのことを思うてくれる心は、身にしみて嬉しい。そうした心も道と云えば、一つの道じゃ。いや、これこそ道の種というものじゃ。だが、わしの肉体を生かすために、わしの大切な精神を殺さないようにしてくれ。わしは永遠に生きたいのじゃ。万古に通ずる先王の道を伝えることによって、永遠に生きたいのじゃ。」
孔子はそう云って、遠い過去と、遠い将来とを、同時に見つめるような、深い眼付をした。子路と、ほかの門人たちは、今までに経験したことのない、ある荘厳なものに打たれて、眼をとじて跪いた。
「おお、みんなも今こそ本当に祷る心になっているようじゃな。わしのために祷りたければ、今のその清らかな心になることじゃ。……さあ、つかれたようじゃ、少し眠ろう。みんなも一休みしてくれ。」
孔子の病気は、不思議にその翌日から少しずつ快方に向った。