후리가나로 읽는 일본 고전
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
下村 湖人의 論語物語(ろんごものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 132,688자 · 266화면
富んで驕らないことの方が却ってむずかしいとも云えるのだ。だが、いずれにしても自分は大丈夫だ。現にたった今も富んで驕らないことを事実に示すことが出来たのだから。)
堂に上った時の彼の顔は、太陽のように輝いていた。彼は、自分ながら、自分の顔をまぶしく感ずるくらいであった。そして、みんなの集るいつものうす暗い室にはいると、多くの弟子たちの顔が、青白い星のように、ちらちらと彼の眼の下にゆれていた。しかし、彼は、孔子が未知の世界そのもののように、端然と正面に腰をおろしているのを見ると、少しあわて気味に、型どおり挨拶をすまして、自分の席についた。
彼のあとについてはいって来た三人も、隅っこの方に、それぞれ自分達の席を定めた。
前からのつづきらしい礼の話が、それから一しきりはずんだ。今日は、ごく自由な座談会めいた集りだったためか、孔子は別にまとまった話をしなかった。むしろ、みんなのいうことに聴き入っているという風であった。しかし、誰かの言葉に少しでも上ずったところや、間違ったところがあると、孔子は決してそのままには聞き流さなかった。彼の批判はいつも厳しかった。