후리가나로 읽는 일본 고전
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 豊島与志雄童話集(おつきさまのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,569자 · 336화면
二
ところが、やがてたき火の火が燃えきってゆき、皆は歌うのに声が疲れ、踊るのに身体が疲れてきても、一寸法師の子僧は出て来ませんでした。皆は歌も踊りもやめて、燃え残りの火を見たり、山の方を眺めたりしながら、がっかりしてしまいました。
けれど、一度では諦められませんでした。子供達はそれから毎日のように雑木林の所へきて、たき火をし、歌をうたい、踊り廻って遊びました。今にきっと何か出て来るような気がしてきました。それにまた、その遊びはどの遊びよりもおもしろうございました。
二
ある日もまた、皆でその遊びに夢中になっていますと、山の方からさっと風が吹いてきて、青い空にゆるく立ち昇っていたたき火の煙が、ゆらゆらと乱れかけるとたんに、高い所で、アハハハ……と大きな笑い声がしました。子供達はびっくりして、歌も踊りも止めて見上げますと、髪の毛のまっ白な白髭の大きなお爺さんが、煙の中にぼんやり浮き出して、にこにこ笑っています。おや! と思うまに、お爺さんの姿はすーっと消えてしまいました。
皆は夢でもみたような気がしました。けれども、とにかくお爺さんの姿が煙の中に実際見えたのです。