후리가나로 읽는 일본 고전
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うしすてばうますてば
賤民とは何か
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 賤民とは何か(うしすてばうますてば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,870자 · 229화면
実に夥しい数で一概に信ぜられないようではあるが、しかしこれは事実であった。それには証拠がある。延喜二年の阿波国の戸籍の一部と、八年の周防国の戸籍の一部とが、幸いにして今日伝わっていて、それを見ればなるほどとうなずかれる。その当時帝国の公民として戸籍に載っているもののうちには、男子が甚だ少く、大多数が女子である。稀に男子があれば、多くは老人、不具癈疾、または有位者というように、課役免除の輩である。課役の負担の義務のある課丁は、ほとんど戸籍に上っておらぬ。延喜二年の戸籍で性別の明らかなもの五百五十人中、実に四百八十三人までは女子であった。これは言うまでもなく公民が課役を避けて自度の僧となり、戸籍外に脱出した結果でなければならぬ。彼らは国家から公民として認められても、これが為に何ら得るところなく、かえって国司の誅求に苦しめられるのみであったから、自ら公民の資格を捨てる方便として、争うて出家したのであった。したがって彼らは無論如法の僧ではない。無籍者である。その多数は在家の俗法師、すなわちいわゆる毛坊主の徒である。もちろん彼らの多数は相変らず農耕の道に従事したであろうが、しかし彼らはもはや公民としての農民ではなく、日蔭者であり、他人の田地を作る水呑百姓、すなわちいわゆる間人階級のものでなければならぬ。