후리가나로 읽는 일본 고전
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あかいふね
赤い船
小川 未明
小川 未明의 赤い船(あかいふね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 3,671자 · 8화면
三
水晶のようなお目は星のごとく輝いて、涙が浮かんでいたのでありました。
露子は、自分の母さまや、父さまのことを思い出し、また村の小学校のことなどを思い出して、いつしか熱い涙が、ほおを流れたのでありました。
三
露子は、おりおり、自分が船に乗って外国へいったような夢を見ました。そして、外国でオルガンを習ったり、ピアノを聞いたりして、たいそう自分が音楽が上手になって、人々からほめられたような夢を見ておおいに喜ぶと、夢がさめて驚いたことがありました。
* * * * *
初夏のある日のこと、露子は、お姉さまといっしょに海辺へ遊びにまいりました。その日は風もなく、波も穏やかな日であったから、沖のかなたはかすんで、はるばると地平線が茫然と夢のようになって見えました。白い雲が浮かんでいるのが、島影のようにも、飛んでいる鳥影のようにも見えたのであります。
お姉さまは、いい声でうたいながら、露子の手をとってお歩きになりますと、露子も、きれいな砂を踏んで波打ちぎわを歩きました。波は、かわいらしい声をたてて笑った。このとき、沖のはるかに、赤い筋の入った一そうの大きな汽船が、波を上げて通り過ぎるのが見えました。