일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おどるちへいせん

踊る地平線(上)

谷 譲次

谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면

아오조라 문고

何といったっていいドライヴだからなあ――。』

『しかし、はじめのうちから早く廻ろうとするのはうそだね。』

『畑中なんか君、玄人に言わせるとゴルフじゃないっていうぜ。』

畑中君はその場に居あわせないとみえて、君と君のゴルフがあらゆる批評を受けている。

『三味線は宜うがすな。』

いずくからともなく渋い声がする。あちこち見廻して声の出どころを探すと、いつの間にか、商用の重役らしい三人づれが一卓を占めて、牛鍋のアルコホル焜炉をかこんでいるのだった。

『婆さんは残してきても何とも思わんが、三味線だけは手離せんでな。わざわざ持って来ましたが、洋行に三味線でもあるまい言うて、慶応へ行っとる伜なんか大笑いしとりました。なあに、国民音楽だから構わん、こう頑張って一挺トランクへ入れてきたんだが、さて、いざとなるとどうもホテルじゃ鳴らせませんわい。気分になれん。出して弄ってみるのが関の山で、いまでは荷厄介です。』

こう言って、非常に荷厄介らしい顔で食堂じゅうを見わたしている。

べつの方角からべつの声がする。

『佐々木さんの奥さん思いったら君、一週間奥さんから手紙がこないと、君、あいつどうしたんだろうねえってとても真面目な顔で俺んとこへ相談に来るんだからなあ――やりきれねえよ俺も。