후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
そうするとやはり往還すじに馬糞がダンスし、そのなかを猫が悠歩し、猫に向日葵が話しかけ、木と家と乾草の塚と私たちの影が、いたずらにくっきりと地を這って、白日に物音ひとつなく、こうしてあるいていてもいつかうとうとと眠りそうになる。それでも私は、カイゼルに出会い次第取るべき態度、いうべき文句の数々を心中ひそかにととのえていた。何でもいいから見つけるや否、敬意と質問を引っさげて猟犬のごとくどこまでも肉迫することだ。そう私は決心していた。
せまい村うちだから、すぐにカイゼル幽閉の家のまえへ出た。ちょっと土地の豪農といった構えで、アウチ風の門に門番が立っている。私がきく。
『EX・カイゼルはいまいますか。いま何しています?』
彼は笑って答えない。しばらくしてこんなことを言った。
『薔薇園を見せてあげましょう――カイゼルのばら畠を。』
そして切符のようなものを二枚渡してくれたので、念のため、
『幾らですか。』
『おぼしめしで結構です。』
思うにカイゼルへのお賽銭であろう。そばに一文字に小穴のあいた木箱と訪問者名簿が置いてある。そこで私は金一ギルダ也をその穴へ落しこみ、日本語で日本東京と下へ名前を書いた。