후리가나로 읽는 일본 고전
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かいことてんぼう
近世数学史談
高木 貞治
高木 貞治의 近世数学史談(かいことてんぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,981자 · 25화면
全体私はそういう人間であるが,何か刺戟がないと何もできない性質である.今と違って,日本では,つまり「同業者」が少いので自然刺戟が無い.ぼんやり暮していてもいいような時代であった.それで何もしないでいた間に,今の「類体論」でも考えていたのだろうと思われるかも知れないが,まあそんなわけではないのである.
ところが,1914年に世界戦争が始まった.それが私にはよい刺戟であった.刺戟というか,チャンスというか,刺戟ならネガティヴの刺戟だが,つまりヨーロッパから本が来なくなった.その頃誰だったか,もうドイツから本が来なくなったから,学問は日本ではできない――というようなことを言ったとか,言わなかったとか,新聞なんかで同情されたり,嘲弄されたりしたことがあったが,そういう時代が来た.西洋から本が来なくなっても,学問をしようというなら,自分で何かやるより仕方が無いのだ.恐らく世界戦争が無かったならば,私なんか何もやらないで終ったかも知れない.序でにその頃の事で思い出したことがあるから,御話するが,ある人がこんなことを言うたのを記憶している.それは「大学教授を十年もやっていて,神経衰弱にならないのは嘘だ」