후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,106자 · 292화면
お静が差出したのは、帛紗に包んだ、持重りのする品、解く手も遅しと、引っくり返すと、中から出たのは、五六十枚の小判と、二三枚の手紙ではありませんか。
「何だ何だ」
手紙の文句はしどろもどろで、文字は乱れがちでしたが、判読すると、
お徳さんは私をおどかして、あのいやな仕事を続けさせました。三百両になったら、それを三つに分けて止すはずでしたが、どうしても許してくれません。私はせめて自分の取り前の百両だけでも、御迷惑をおかけした方へ返して上げようと思いましたが、お徳さんはいざという時になって、三百両みんな隠してしまったのです。
平次親分にお願いしたのは、その金を見付けて頂いて、足を洗いたかったからですが、お徳さんはそれを察して、どこまでもこの仕事をつづけろと、いろいろ脅かしました。いやだと言い張ったら、私は殺されたかも知れません。
そのうち三百両の金は裏のドブ板の下に隠してあることが解ったので、お徳さんが酔って寝込んだのを幸い、そっと取出し、鳥越様の石垣の穴に隠して、その晩から迷惑をかけた方へ返し始めました。柳原の八五郎親分の叔母さんへは、一番先にお返し申しました。