후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,106자 · 292화면
三
番人の助七はブルンブルンと頭を振ります。少しは米吉への面当でしょう。
三
「親分、土地の御用聞の菊松が、今朝一人挙げて行ったそうですよ」
ガラッ八はどこからかそんな事を聞出して来ました。
「それはいい塩梅だ、――誰だい、それは?」
「権八の浪太郎という、浪人崩れのならず者で、ちょっといい男で」
「それがどうしたんだ」
「どこの小屋へも、長いので脅かして、只で入る野郎です。それが孝行藤六の妹のお春に心をかけ、執念深く言い寄って弾かれたので、藤六にケチを付けるためにやった悪戯かもしれないということですよ」
「そんな事もあるだろうな。――が、一貫八百目の釜を裸のまま抱え、番人を斬って、女房を投飛ばす芸当はむつかしいぜ」
平次は他の事を考えている様子です。
そこから品川の増屋までは五六町、平次は米吉に案内させて暖簾をくぐりました。
「これは銭形の親分さん、とんだ迷惑でございます」
煙草盆を下げて出たのは、四十七八のよく肥った愛嬌のいい主人でした。
「金の茶釜がなくなったそうで」
「ヘエ、それで実は困っております。あの通り小屋まで掛けて、資本を入れた仕事ですから、今茶釜がなくなった――では、まるまる損でございます。