후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,106자 · 292화면
二
「ところで父さんは元気かい、近頃すっかり御無沙汰したが」
お品の様子が何となく冴えないのを、平次は見のがすはずもありません。
「ツイこの間も天霊様のことで、さんざん親分にお骨折りをかけたんですから、今度は父さんが自分で手掛けて目鼻をつけたいって言うんですが――」
お品は本当に言い難そうです。昔は平次と張り合って、さんざんいやな事もした父親の利助が中風の気味で引籠ってからは、平次の並々ならぬ助勢でわずかに十手捕縄を守り通して来たことを考えると、この上平次の親切に甘える気もなくなるのでした。
「そいつはつまらねえ遠慮だぜ、お品さん、この二三日はろくな仕事もなく、俺は植木ばかりいじっているし、八の野郎は臍から煙の出るほど煙草を吸って、退屈様の百万遍だ、――俺と八で間に合うことなら、なんでもそう言って来るがいい、とんだ人助けだぜ」
平次は手を洗って端折った尻をおろすと、世話甲斐もない植木鉢の行列を、しみじみと眺めやるのです。
「それじゃ、聞いて下さい、親分」
お品は話し始めました。
二
大坂へ送る幕府の御用金五千両、宇津谷峠に差しかかったところを、三人組の兇賊に襲われ、宰領の武家中根鉄太郎は斬られ、馬子二人まで傷を負わされて、五千両見事に奪い取られたことがありました。