후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十三)青い帯(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,244자 · 231화면
あの傷口の様子じゃ、前から抱きすくめるように、お千勢の後ろに手を廻して突いたんだと思うよ。刃が横を向いて平に入っているだろう」
「フム」
「合図でお千勢を呼出せる人間――お千勢に抱き付かれるほど仲の好い人間を捜すんだ」
「フーム」
「合図は矢取女たちが知ってるに違いない。掛り合いが怖くて黙っているんだ。若い苦労人の女はそんなことに抜かりがあるはずはないよ」
「有難う。それだけ聴けば、下手人は挙がったも同然だ。さすがに銭形の兄哥は目が高いや」
金六は平次に競争心がないと見ると、中年者らしく露骨な世辞などを言うのです。
三
平次はそれっきり事件を忘れてしまいました。お千勢殺しの凄まじい情景を思い起すことがあっても日々の新しい御用に追われて、それはもう、遠い遠い昔の出来事のような気がしていたのです。
「親分、大変なのが来ましたよ」
ガラッ八の八五郎は、敷居際に声をひそめて、尾籠な腰になりました。入口には女の客が来たらしく平次の女房のお静が物柔かに掛け合っております。
「大変なのには慣れているよ。大家に酒屋に米屋、――それに横町の金貸さ。それにしちゃまだ晦日には早いようだが」