일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十三)青い帯

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十三)青い帯(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,244자 · 231화면

아오조라 문고

四

「親分、なぜ縛らなかったんです」

帰る途々ガラッ八は問いかけました。

「誰を?」

「判っているじゃありませんか。下手人はあの継母でしょう。――綺麗な顔をしているが、あの歳になると女は喰えないから、なかなか尻尾を掴ませない――」

八五郎は、こんな穿ったことを言うのです。

「あの継母が下手人という証拠があるのかい」

平次はいっこう張合いもありません。

「だってあの腰紐が――」

「一番喰えない四十女が、自分の腰紐で継娘を絞め殺すだろうか」

「でも、主人と妹娘は留守で、あの姉娘の部屋へ自由に行けるのは、継母だけでしょう」

「だから俺は継母が下手人でないと思うのさ。お前とは物の考え方があべこべだ」

「それに雨戸は内から締っていたでしょう」

「心張棒が逆に掛っていたそうだな」

「そいつはどんな謎でしょう」

「下女が夕方締めた雨戸を、夜中にいちど開けて締め直した者があるのさ。その開けた者と締めた者が同じ人間か、別の人間か、そいつを見極めるとこの謎は解けるだろうよ。とにかく締めた奴は平常雨戸なんかあんまり締めたことのない人間だ。心張棒を平気で逆にかけるのは、大抵女だ」

「すると?」

「まアせくな、その雨戸を締めた奴が下手人だと言うわけじゃない。