일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しっぽうのはしら

鏡花短編集

泉 鏡花

泉 鏡花의 鏡花短編集(しっぽうのはしら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,632자 · 32화면

아오조라 문고

聞かなくては、のう。」「お願いです、身体もわるし、……実に弱りました。」「待たっせえ、何とかすべい。」お仏壇へ数珠を置くと、えいこらと立って、土間の足半を突掛けた。五十の上だが、しゃんとした足つきで、石道を向うへ切って、樗の花が咲重りつつ、屋根ぐるみ引傾いた、日陰の小屋へ潜るように入った、が、今度は経肩衣を引脱いで、小脇に絞って取って返した。「対手も丁度可かったで。」一人で駕籠を下すのが、腰もしゃんと楽なもので。――相棒の肩も広い、年紀も少し少いのは、早や支度をして、駕籠の荷棒を、えッしと担ぎ、片手に――はじめて視た――絵で知ったほぼ想像のつく大きな蓑虫を提げて出て来たのである。「ああ、御苦労様――松明ですか。」「えい、松明でゃ。」「途中、山路で日が暮れますか。」「何、帰りの支度でゃ、夜嵐で提灯は持たねえもんだで。」中の河内までは、往還六里余と聞く。――駕籠は夜をかけて引返すのである。

留守に念も置かないで、そのまま駕籠を舁出した。「おお、あんばいが悪いだね、冷えてはなんめえ。」樹立の暗くなった時、一度下して、二人して、二人が夜道の用意をした、どんつくの半纏を駕籠の屋根につけたのを、敷かせて、一枚。