후리가나로 읽는 일본 고전
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すずめ
雀
太宰 治의 雀(すずめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,641자 · 14화면
」と慶四郎君は素直に答えて、「何もう胸のほうは、すっかりいいんだけれどもね、煙草はどうも咳が出ていけない。酒ならいいんだ。イトウで皆とわかれる時にも、じゃんじゃん飲んだよ。」
「イトウ?」
「そう。伊豆の伊東温泉さ。あそこで半年ばかり療養していたんだ。中支に二年、南方に一年いて、病気でたおれて、伊東温泉で療養という事になったんだが、いま思うと、伊東温泉の六箇月が一ばん永かったような気がするな。からだが治って、またこれから戦地へ行かなくちゃならんのかと思ったら、流石にどうも、いやだったが、終戦と聞いて実は、ほっとしたんだ。仲間とわかれる時には、大いに飲んだ。」
「君がきょう帰るのを、君のうちでは知っているのか。」
「知らないだろう。近く帰れるようになるかも知れんという事は葉書で言ってやって置いたが。」
「それはひどいよ。妻子も、金木の家へ来ているんだろう?」
「うん、召集と同時に女房と子供は、こっちの家へ疎開させて置いた。なあに、知らせるに及ばんさ。外国土産でもたくさんあるんならいいけど、どうもねえ、何もありやしないんだ。」と言って、顔をそむけ、窓外の風景を眺める。