일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ざっきょかぞく

雑居家族

壺井 栄

壺井 栄의 雑居家族(ざっきょかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,106자 · 283화면

아오조라 문고

貧しい百姓女の母ごころが、貧しい都会生活で米も買いかねる安江の心にじかにふれてくる。そのことはまた、母ごころを注いでくれる人をなくしている赤ん坊への憐憫ともなって安江の心をなごめもした。

――もしもこの子が、わたしの産んだ子だったら……

そしたらたとえもっと貧乏だからとて手放すことは出来ないのだ。

安江は夫のきげんのよいときにいってみた。

「わたし、なんだかこの子、可哀そくなってきた。育ててやろうかしら。」

「いやだよ、おれは。」

「はくじょうね。品物のつもりであずかったの。」

あれからもう半年たっていた。月末ごとに兵六さんは、何かしらいいわけを書きつらねた手紙と一しょにミルク代を送ってよこした。六円五十銭の粉ミルクを一と月に三かんあけて十九円五十銭である。それに対して二十円ずつおくってくるのだ。

「五十銭が、私たちの一か月の子もり賃かしら。」

あまりの仕打ちに腹立てていってはみるものの、今ではもう愛情に変りつつあるものを、金にかえようとしているように思えて、あと味がわるい。しかし、いくら何でもこのままでは赤ん坊が可哀そうである。そろそろおもちゃも買ってやらねばなるまいし、着換えも必要だった。