후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かみなりもんいほく
雷門以北
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 雷門以北(かみなりもんいほく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,839자 · 44화면
学校中で最も怖い先生だった。その名を聞いてさえ、われわれは、身うちのつねにすくむのを感じた。――いかに「小使部屋の女王」といえど、とてもその、どこにも歯の立つ理由はなかったのである。
が、すぐにわたしは放免された。そのまま何のこともなく教場へ入ることを許された。――素直にその「抗議」が容れられたのである。
勿論、わたしは、「つるよし」のおばアさんのそのいきり立ったことも、先生にその掛合をつけてくれたことも、そのためわずかに事なきをえたことも、すべてそのときは知らなかった。あとで聞いて不思議な気がした。――同時にいまさらのように、そのとき不注意にわきみをするとか隣のものに話しかけるとしたかも知れなかった自分をふり返ってわたしは赧ぜんとした。なぜなら『えらいんだね、「つるよし」のおばアさんは。――ああいう先生でもかなわないんだね、「つるよし」のおばさんには』といった風の評判の一トしきり高くなったものがあったから。――当座、わたしは、その先生の眼から逃れることにばかり腐心した。
が、そのまたずっと後になって、その先生にとって「つるよし」のおばアさんは遠い縁つづきになっていることをわたしは祖母に聞いた。