일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

でんぽう

電報

織田 作之助

織田 作之助의 電報(でんぽう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,565자 · 6화면

아오조라 문고

鶴さんが帰って来ないのだ。だんだん夜が更け十二時が鳴った。鶴さんはやっぱりあたしを毛嫌いして帰らぬのだと、おろおろ泣きだしたところへ、電報が来た。照井が玄関へ受け取りに出て、配達人が一枝だったので、驚いた。

「やあ、自転車が役に立ちましたね。いつかあんなことをいって済みません」

一枝はだまって暗い戸外へ出た。電報は「ゾ ウサンノタメシヨウガ ツヤスミヘンジ ヨウ」カエラヌ」ツルキチ」鶴さんからオトラ婆さんに宛てたものだった。婆さんはあたしゃ毛嫌いされていたわけじゃないと、すぐ旅ごしらえして、鶴さんのところへ行って選鉱婦をするのだと出掛けようとすると、三人は、じゃ俺たちも工場へ帰ろう。

小隊長の面倒を千代はじめ三人の娘たちにたのむことにして一同が千代の乗合馬車に乗り込んだのは、もう夜明に近かった。海沿いの道を馬車は走った。途中、駅から帰って来る芳枝に会い、芳枝も乗った。白崎は誰の真似ともなく赧くなっていた。やがて昭和二十年の元旦の太陽が前方の海に昇りはじめる頃、いきなり、

「照井さアん!」

はるかうしろから、声がした。照井が驚いて馬車から半身乗り出すと、自転車に乗った一枝が必死になってあとを追うて来るのである。