일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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れいこんだいじゅうごうのひみつ

霊魂第十号の秘密

海野 十三

海野 十三의 霊魂第十号の秘密(れいこんだいじゅうごうのひみつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,100자 · 86화면

아오조라 문고

……もうすぐそこなんだ。多分見つかると思うよ。アクチニオ四十五世さ。新月の夜にかぎって、廃墟の宮殿の大広間に、一統と信者たちを従えて現われ、おごそかな祈りの儀式を新月にささげるのだよ。……隆夫、わしについてきているのだろうね。……そうか。おお、よしよし。もうすこしの辛抱だ。わしはきっとアクチニオ四十五世を探し出さにゃおかない」

と男は、杖をからんからんとならしながら、空に向って話しかける。

彼こそ、隆夫の父親の治明博士であったことはいうまでもない。彼は、奇しきめぐりあいをとげた愛息隆夫のうつろな霊魂をみちびきながら、ようやくこれまで登ってきたのである。

隆夫のたましいは、どこにいる?

彼の姿も形も、まるでくらげを水中にすかして見たようで、はっきりしないが、治明博士の頭上、ややおくれ勝ちに、丸味をもった煙のようなものがふわふわとついて来るのが、それらしい。

博士は、杖を鳴らしながら、廃墟の中を歩きまわった。大円柱が今にもぐらッと倒れて来そうであった。宙にかかったアーチが、今にも頭の上からがらがらどッと崩れ落ちて来そうであった。博士は、そういう危険をものともせず、土台石の山を登り、わずかの間隙をすりぬけて、アクチニオ四十五世たちの祈祷場をなおも探しまわった。