일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

た。

船室のまわりのあゆみでは、三四人の人影が入り乱れてい、一人が船室の屋根の上へとびあがり、そのあとから私服の一人がとびあがった。あゆみを逃げまわっていた二人の内の一人は、艫のほうから川へとびこみ、一人は並べてもやってあるべか舟へとび移り、それから次つぎと、舟から舟へとび移って、見えなくなった。これらのことは、時間にしてほぼ六七分、多くても十分はかからなかったであろう。捕えようとする者も、逃げようとする者も、極度に緊張しているため動作がぎごちなく、見ているほうで歯の根がうずくほどまがぬけて、鈍重にみえた。たとえば追っている私服が、相手のシャツの背中を掴もうとする、指先は殆んどシャツに触れていて、掴んだかなと見るとき、追われている男がひょいと背中を反らす。それでもう私服の手は届かなくなってしまう。また、船室の屋根へ逃げたのは、あとで聞くと野口エンジナーであったが、彼がとびあがったとたんに、追って来た私服が彼の片方の足首を掴んだ。しかしその私服は、相手の足首を掴まえたことに自分で吃驚したか、あるいは足首を掴まえたことが信じかねたように、戸惑いをし、野口エンジナーはすばやく足首を引き抜いて逃げた、といったようなありさまであった。