일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 青べか物語(あおべかものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,888자 · 317화면

아오조라 문고

いずれともはっきりした根拠があったのではない、漠然とした自己保護本能、その潜在意識のはたらき、といったような感じの呟きだと思うのであるが、――しかしすぐに、私はそれを買ったとき、芳爺さんに頼んだことがあるのを思いだした。つまり修理ができても、当分のあいだ、船大工の岸へつないでおいてもらう、ということで、それは青べかへ乗るまえに長をはじめとする少年たちと、感情の融和期間を持ちたいと考えたからであって、ああそうだったと思いだし、ほっとしたとたん、まるで私がその約束を思いだすのを待ちかねていたように、芳爺さんが青べかを届けに来た。

私が云うと、爺さんは戸口で喚いた。

「いかずちでも邪魔っけだって云うだ」声いっぱいに喚きながら、老人は私の手を仔細ありげに見、そしてまた喚きたてた、「預かり賃を出せばべつだってえがね、日ぎめで駄賃をやって預けておっか」

私は答えて、爺さんといっしょに土堤へいってみた。

青べかは洗い場の杭につながれて、ゆらゆらとねむたそうに揺れていた。私の注文にもかかわらず、剥げていた青いペンキが、もっと毒どくしく、なにかをあざ笑いでもするように塗り直してあった。