일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せいしゅんのぎゃくせつ

青春の逆説

織田 作之助

織田 作之助의 青春の逆説(せいしゅんのぎゃくせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,593자 · 325화면

아오조라 문고

いつの間にまぎれ込んだのか、二階の客席でしきりに銀子の名をよんでいるのは、文芸部の北山だった。

昭和…年頃のあやしげなレヴュー団によくあった例だが、そのレヴュー団、ピエロ・ガールスではたいていの踊子たちは入団した途端に女にされてしまう。そのたび、文芸部の北山はものの哀れを感じたといって、泥酔してしまうのだった。

東銀子は十七歳、一月前に入団したとき、その少年のような胸を見て、北山は男優一同に、

「此の子にさわるでねえぞ!」と常にない凄んだ声で駄目を押した。

「するてえと、バッカスの旦那が、泡盛の肴に生大根を囓るって寸法ですかい」

北山は先生とはよばれず、バッカスの旦那で通っていた。未だ三十五、六だが、浅草にいた頃の電気ブラン、浅草から千日前へ崩れて来てからの泡盛のために頭髪がすっかり禿げあがって、爺むさかった。

「莫迦野郎! おれは小便臭いのは此の小屋の臭いだけで充分だ」

そうはいったものの、しかし間もなく起った「北山老人は東銀子にプラトニックラブを捧げている」という噂を、北山自身敢て否定しなかった。そう思わせて置く方が銀子をまもるためにも良いのだと、つまり北山もいつかその噂を否定しがたい気持になっていた。