후리가나로 읽는 일본 고전
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せいしゅんのぎゃくせつ
青春の逆説
織田 作之助
織田 作之助의 青春の逆説(せいしゅんのぎゃくせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,593자 · 325화면
「私お店へ行くのをよすわ」多鶴子は新聞を伏せると、そう言った。
が、その前に豹一は東洋新報をやめる決心をつけていた。そんな記事が出た以上社に迷惑を掛けたことになる。
「僕も社をやめます」豹一は、「やめんでもええぜ」という編輯長の言葉をふときく想いで、しかし強い口調でそう言った。
「そう? じゃ、今日は二人で遊ぼうね」多鶴子が言うと、豹一は、
「…………」赧い顔をした。そんな朝の豹一が多鶴子にはたまらなく可愛いと思ったが、じつは豹一はその「遊ぼうね」という媚を含んだ言葉でやはり辛い嫉妬をそそられていたのだった。
多鶴子が顔を見せないので、佐古は周章てて多鶴子の家へ飛んで来た。多鶴子は豹一と芝居を見に行って居り、留守だった。佐古は役目柄辛抱強く待った。夜おそくやっと帰って来たのを掴えて、佐古は、
「休むなら前もって言うてくれはらんと困りまんな。芝居とちごてあんたの役は代役がききまへんよってな」と、言った。
「あら、すみません」
「そない、あら、すみませんテあっさり言われたら困りまっせ。いったい来てくれはるんでっか、くれはれしまへんのか、どっちだんねん?」
「すみませんが、やめさせていただきます」